道端であなたとすれ違ったあの時を僕は忘れない
映画「君の名は」のラストで、
主人公が三葉とすれ違い、「君の名は…」と聞く。
実はすぐろにもそんなことがあった。
とても大好きで、いつも気になって。
小学生の頃に、ずっと追いかけてた。
しかし年月は残酷だ。
もう僕は大人になって、昔あれほど気になっていたのに、
距離ができているなと感じる。
こうも疎遠になるのは少し寂しいものだ。
それでも夏。暑い日の夜。
鈴虫やコオロギの涼しげな声が響く中を歩くと、
もしかしたらまた会えるかもしれない、と思ってしまう。
すれ違う時には勇気をもって聞こう。
映画の様に。
「君の名は」と。
「あっ」
薄暗い夜道。
一瞬見覚えのあるシルエットが目に入る。
それは一瞬だったけど、間違いない。
確信的な声が心の中で響く。
僕に名を訊ねる勇気を与えて欲しい。
強く強く念じて振り向く。
そして思い切り身を屈める。
「君の名は?」そう訊ねるように。
結果はゴキブリだった。
僕が大好きだったクワガタムシ。
昔あれほど気になっていたのに、
大人になると、こうも疎遠になるのは少し寂しい。
それでも道端で黒くてゴソゴソ動いてる虫を見ると、
訊ねたくなるのだ。
「君の名は?」と。
ほとんどゴキブリなんだよね。
あれ、何だろうね。
ホントやめてくれますかね?
こっちは期待して見るんですよ。ええ。
ヒラタクワガタかな?コクワガタかな?
あれ?シルエットが丸いぞ?
じゃあメスかな?
( ^ω^)・・・
この気まずい間も嫌だし、何と言ってもゴキブリ気持ち悪いしね。
殺虫剤を開発している各企業には全力でかの生物の抹殺をお願いしたい。
CMで白衣を着てゴキブリの殲滅をプレゼンしてる科学者っぽいオッサンやオバサンは、
ちゃんと仕事してください。切実に!!!!!!!!!!!
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